虹の泉訪問記 その3
「虹の泉」におけるメイン部分「茂みのコーナー」である。ここに置かれた陶像たちは(もちろん他もそうだが)すべて一点もので、同じものはない。あたり前だけど、原型を作って型どりしたわけではない。おびただしい数の陶器作品たちは、この空間を構成するためにひとつひとつ作られ、配置されていったのである。ひとつ完成させてはわずかな場所を埋めていく、そんな気の遠くなる作業を延々くり返してきた結果が、この景観なのだ。オリジナル(一点もの)にこれだけの密度で囲まれるという体験はなかなか無い。しかもすべてが一人の作品。日常とはレベルの違う、純度の高い空間というものを感じた。
ここの写真を撮っているときは特に楽しかったけど、ころんだりぶつかったりしないよう、たいへん気を使った。なにしろ陶器なので、欠けるし、ヘタすりゃ割れてしまう。
以下、写真はクリックで大きくなります
陶像に切れ目が見えるのは、分割して中にコンクリートを流し込んだうえで、積み重ねているからである。これによって強度が保たれているらしい。
手を抜いてる部分がなく、どこを見ても複雑な造形でくらくらしてくる。
こどもが周囲を囲む泉。ここは唯一水が張られている。
東先生は、陶器にまわりを囲まれたときの人間の心理というのに興味があるそうだ。ぜひ、この茂みのコーナーの真ん中に立って、感じたことを伝えてあげて欲しい。
虹の泉訪問記 その4に続く
| 固定リンク





コメント